2014年1月の税務と労務
本年最初の給与支払日の前日 | 給与所得者の扶養控除等申告書の提出 |
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1月31日 | 報酬・代金・地代・家賃等の支払調書の提出 |
1月31日 | 源泉徴収票の交付、提出 |
1月20日 | 源泉所得税の納付(納期の特例) |
1月31日 | 11月決算法人の確定申告 5月決算法人の中間申告 |
1月31日 | 固定資産税の償却資産に関する申告 給与支払い報告書の提出 |
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1月31日 | 第三期 労働保険料の納付 (労働保険事務組合委託の場合 2月14日まで) |
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年始のご挨拶
明けましておめでとうございます。
希望溢れる新年をお迎えになられたこととお慶び申し上げます。
本年の干支(えと)は甲午(きのえ・うま)です。
例年に倣(なら)い陽明学の碩 学(せきがく)安岡正篤先生の干支学に干支の教示するところを尋ねますと、まず干の「甲」は種子や草木の若芽が被っていた殻を破って頭を少し出した象形文字で、余寒に耐えて若葉が伸びるように抵抗に遇っても着実に活動を推進することを示しています。
一方「午」は陰気が下から地表に出ようとして突き上げている象形文字で対抗、抵抗するという意味をもっているのだそうです。以上から甲午の干支が教えるところは「本年は古い殻を破って革新的に歩を進めようとしても、内外からの妨害や抵抗があって思うように進展しない苦労がつきまとうかもしれないが、過去の負の遺産を清算し、創造的かつ着実に改革を重ね、大事には信念・責任を持って、対処すれば大きく躍進する年である。」という解説です。
さて、二〇年にも及ぶ停滞の中ですっかり自信をなくしていた日本でしたが、満を持して再登場した安倍晋三政権が「日本再生」を掲げ「アベノミクス」等大胆な戦略を次々と打ち出すと我国を覆っていた閉塞感は霧散し、世の中に前向きの雰囲気が生まれてきました。そしてついに日本が長らく望んでいた円安・株高の流れが始まる等、昨年は日本再生のスタートの年となりました。
しかしまだ復活の途についたばかり、多くの事業経営者にとって現下の状況はむしろ厳しさを増していると言っても過言ではありません。安岡干支学が教えるように本年は従前に倍する強い覚悟で事業に向かう必要がありそうです。そこで、年頭に当たり新島襄の言葉をお贈りします。我々を勇気づけてくれるはずです。
男子たるものは一度戦って負けてもやめてはならない。二度目三度目の戦いでもやめてはならない。刀折れ、矢尽きてもやめてはならない。骨が砕け、最後の血の一滴まで流して初めてやめるのだ。
(新島 襄)
田幡会計事務所は皆様から沢山の「ありがとう」をいただけるよう、所員一同心新たに力を合わせて頑張ってまいります。一層のご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
田幡 民生