2013年9月の税務と労務
9月10日 | 8月分源泉所得税の納付 |
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9月30日 | 7月決算法人の確定申告(法人税・消費税等) |
9月30日 | 1月決算法人の中間申告 |
9月30日 | 10月・1月・4月決算法人の消費税等の中間申告(年3回の場合) |
ゴルフの達人
行きつけの喫茶店でゴルフの月刊誌を拾い読みするのが私の楽しみの一つだ。お陰で私の頭の中はまとまりのないゴルフ理論ではちきれそうだ。つい最近も「スイングプレーン」について特集が組まれていて、思わず読み入ってしまった。
スイングプレーンに沿って振るのが正しいスイングで、そこから外れるとミスショットにつながるというのが今やゴルフ理論の常識となっていて、スイングプレーンがゴルフレッスンの世界で巾をきかしている。 このような中で、我々アマチュアゴルファーの憧れであり身近なお手本ともいうべきシングルの皆さんのスイングは果たしてどうなのかをスイングプレーンの観点から検証しようというのがこの企画で、当然のことながら登場するシングルさんはスイングプレーンから外れに外れている方々のオンパレードだ。 この中で特に驚かされたのは植杉乾蔵(89歳)さんだ。この方は71歳の時に初のエージシュートを果たして以来、すでにエージシュートを1,000回達成しているという。米寿だった昨年は、178回ラウンドしてエージシュートが151回。飛距離は200ヤード以上。 嘘のような本当の話だ。そして、スイングプレーンについての質問に「私はスイングを形で考えたことはない。腕を振るから体が動く。インパクトから30センチ先にヘッドを出す。これだけを意識して振っている。」との御託宣だ。
日本ではレッスン書の類が氾濫しているが、ゴルフ発祥の地スコットランドには次のような伝来の古諺が残っているだけだという。「ゴルフとはクラブの芯に当てるゲームである。姿、形などはどうでもよろしい。」植杉乾蔵さんは、この古諺を知ってか知らずか、ショットのコツを汗と血を流しながら体得していったに違いない。少なくとも私のように、ショットのコツを書物に求めるような軟弱な精神は持ち合わせていなかったのだ。
田幡 民生